京都府 銀行
屋上緑化
屋上緑化について
屋上緑化とエクセルソイル
都市部を中心に普及が拡大する屋上緑化において、植栽土壌に関連する課題として、まず風雨による土壌の飛散・流出が挙げられます。
屋上は地上に比べ風雨の影響が大きい上、建物への負荷を軽減するために軽量な土壌を使用する場合が多く、一定の土厚を確保するために、定期的に土壌を補充する必要があります。
さらに、十分に土厚がある地上での緑化とは違い、屋上緑化では限られた土厚で植物を栽培、メンテナンスをする必要があります。
そのため土壌の選択を誤ると、植物は早期に根詰まりを起こして生長が停滞し、放置すると枯死してしまいます。
これらの課題に対して、エクセルソイルは対応することが可能です。
エクセルソイルは固化培土なので、風雨による流失がほとんどなく、施工後の土壌補充は必要ありません。
また、成形固化しても培土素材本来の特徴を維持でき、元々、デリケートな苗生産向けに開発されているため、様々は植物の栽培に適応することができます。
エクセルソイルを用いた屋上緑化用資材として開発した「エクセルソイル緑化基盤材」は、ピートモス等の有機系素材と鉱物系素材のパーライトをポリエステル繊維によって板状に成形したものです。
この基盤材は前述のメリット以外に、70~80Vol%の保水力を備えています。
また、一般的な固化培土は表面をコーティングするように固化する場合が多く、十分な水分を吸収できないことがあります。
それに対して、エクセルソイルは撥水性のあるピートモスを主に使用しているにもかかわらず、優れた透水性を保持しています。
この高い保水力と透水性により、一般的な屋上緑化、特に軽量土壌を用いた薄層緑化では土壌下に設置しなければならない保水層と排水層を省くことができます。
さらに、軽量素材を原料としているため乾燥状態で1平方メートルあたり約10kg(土壌厚50mmの場合)と非常に軽量になります。
固化培土である特徴と併せて、屋上施工現場への搬入、敷設施工時の労力が軽減され、かつ飛散などの懸念がないため、作業環境も向上されます。
なお、満水状態でも重量は1平方メートルで約45kgとなり、既存建物へも設置することが可能です。
エクセルソイルと一般的な軽量土壌の比較
エクセルソイル | 一般的な軽量土壌 |
エクセルソイルを使用した屋上緑化の例
屋上緑化の効果
ヒートアイランド対策
近年、都市部のヒートアイランド現象が問題になっています。
その対策として、屋上緑化を行うことによって、建物の遮熱、芝生の水分蒸発による地表熱の冷却作用等で建物の熱排出を抑えることが可能になり、ヒートアイランド現象を緩和します。
建物の表面温度を下げる効果としては、実験環境下では最大28度の表面温度差が確認されています。
省エネルギー対策
屋上緑化は、断熱材と同じ断熱効果が得られます。
屋上の温度を下げることによって、建物全体の温度を下げ、冷房費の節減を可能にします。
屋根から屋内へ入る熱流入量の実験結果から実験環境下においては、81.3%の削減が確認されています。
施工実例
石川県 公共施設
東京都 ホテル
東京都 ホテル
兵庫県神戸市 百貨店
北摂総合病院
和歌山県 ショッピングモール